MENU

新NISA 高配当株 おすすめ銘柄と選び方|元金融マンが成長投資枠の正しい使い方を解説【2026年版】

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!
  • S株(単元未満株)が東証全銘柄対応・手数料無料で1株から好きな銘柄を買える
  • 国内株式の売買手数料が0円(ゼロ革命・条件あり)
  • 口座数1,500万超・ネット証券No.1の実績

新NISAの成長投資枠で高配当株を買いたい。でも何を選べばいいかわからない。

この記事では、投資歴10年以上・元金融機関職員のまこが、自分のNISA口座で実際に保有している銘柄と選定基準を正直に公開します。

そもそも新NISAの成長投資枠に高配当株を入れるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。見落としがちな「比例配分方式」の落とし穴まで含めて解説します。

免責事項:本記事は個人の見解であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。株価・配当金は変動します。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。

タップできる目次

まず知っておくべき:新NISAの成長投資枠とは

新NISAには「つみたて投資枠(年間120万円)」と「成長投資枠(年間240万円)」の2つがあります。

高配当株を買えるのは成長投資枠のみです(つみたて投資枠では個別株は買えません)。

つみたて投資枠成長投資枠
年間投資上限120万円240万円
生涯非課税枠1,800万円の範囲内最大1,200万円
買えるもの一部の投資信託のみ個別株・ETF・一部投資信託
高配当株✕ 買えない◎ 買える

【必須】比例配分方式の設定

NISAで高配当株を買っても、配当金受取方法の設定を間違えると配当金に税金がかかります。これを知らずにNISA口座で高配当株を保有している人が非常に多いです。

NISA口座で配当金を非課税で受け取るには、証券会社での受取方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。

配当金受取方法の比較

  • 株式数比例配分方式(証券口座受取):NISA口座の銘柄は非課税で受取れる ← これを選ぶ
  • 登録配当金受領口座方式(銀行口座指定):NISA口座の銘柄も課税される
  • 配当金領収証方式(郵便局受取):NISA口座の銘柄も課税される
  • 個別銘柄指定方式:NISA口座の銘柄も課税される場合がある

SBI証券での設定方法はNISAで高配当株を買うと税金はどうなる?で詳しく解説しています。口座開設後すぐに確認してください。

新NISAで高配当株を買う最大のメリット:配当金の非課税効果

通常、配当金には20.315%の税金がかかります。年間20万円の配当金があれば、約4万630円が税金として引かれます。

NISAの成長投資枠で保有すると、この税金がゼロになります。

配当金の非課税効果(年間配当金別)

  • 配当金 年間10万円 → 節税額 約2万円
  • 配当金 年間20万円 → 節税額 約4万円
  • 配当金 年間50万円 → 節税額 約10万円
  • 配当金 年間100万円 → 節税額 約20万円

※税率20.315%で計算。非課税期間は無期限。

配当金が増えるほど、NISA口座で保有するメリットが大きくなります。長期で配当金を受け取り続けるという高配当株投資の特性と、非課税期間が無期限というNISAの特性は非常に相性が良いです。

NISAの成長投資枠は高配当株とインデックスどちらに使うべきか

「NISAの成長投資枠はインデックス投資に使うべきで、高配当株は特定口座で買うべき」という意見があります。理由は「NISAで損失が出ても損益通算できないから、値上がり益を狙うインデックスに使うべき」というものです。

この意見は間違いではありません。ただし、前提として「インデックスと高配当株の両方に投資できる十分な資金がある場合」の話です。

私の考えはシンプルです。

NISAの使い分け(私の実際の方針)

  • つみたて投資枠(年120万円):オルカンの積立
  • 成長投資枠(年240万円):高配当株の個別銘柄を購入・長期保有

成長投資枠に高配当株を入れる理由:配当金は毎年受け取れる利益です。値上がり益(キャピタルゲイン)は売却しなければ非課税の恩恵がない。配当金は受け取るたびに非課税の効果が得られます。

インデックスの値上がり益はいつ売却するかわかりません。しかし配当金は保有しているだけで毎年受け取れます。「非課税が確定するタイミングが毎年来る」という点で、高配当株はNISAとの相性が良いと私は判断しています。

インデックス投資と高配当株の考え方の違いはインデックス投資と高配当株どっちがいい?で詳しく解説しています。

NISAで高配当株を選ぶ際の注意点:損益通算ができない

NISA口座で保有する銘柄に含み損が出ても、特定口座・一般口座の利益と損益通算(相殺)ができません。これはNISAのデメリットとしてよく挙げられます。

この点を踏まえると、NISA口座に入れる高配当株は「減配・暴落リスクが低い、財務基盤が安定した銘柄」を選ぶことがより重要になります。利回りだけで飛びつかず、10年以上の減配なし実績と適正な配当性向を確認してから入れてください。

私の選定基準×NISA向き銘柄の考え方

私が高配当株を選ぶ基準は「配当利回り3.5%以上×10年以上減配なし×配当性向30〜70%」です。詳しくは高配当株の銘柄選定基準を解説を参照してください。

NISA口座に入れる銘柄については、この基準に加えてさらに2点を重視しています。

  1. 長期保有を前提にできる安定事業か:NISAは売却して枠を復活させると枠の再利用は翌年以降のため、できれば売らずに持ち続けたい。そのため事業の安定性を重視する
  2. 連続増配の実績があるか:長期保有する間に配当が増え続ければ、取得単価ベースの利回りがどんどん高くなる。27期連続増配の三菱HCキャピタルを取得単価で見ると、数年前に買った人は今頃5〜6%の利回りになっている

成長投資枠のおすすめ高配当株:セクター別おすすめ銘柄

以下は私の選定基準と2026年3月末時点の業績・配当データに基づいた評価です。最新の株価・利回りは購入前に必ず確認してください。

リース株|連続増配の王様が集まるセクター

リース業界は20期以上の連続増配を達成している銘柄が複数存在する、高配当株投資家にとって最も有力なセクターのひとつです。

銘柄利回り連続増配配当性向NISA向き評価
三菱HCキャピタル (8593)約3.1〜3.3%27期約40〜42%◎ 最適
みずほリース (8425)約3.5%21期約30%◎ 最適
リコーリース (8566)約3.5%26期約40%◎ 最適

三菱HCキャピタル (8593)は私が実際にNISA口座で保有している銘柄です。27期連続増配という実績は「長期保有前提のNISA」との相性が最も良いと判断しました。2026年3月期Q3では純利益が前年同期比+55%と大幅増益。詳しくは三菱HCキャピタルの配当・利回り・買い時を解説をご覧ください。

みずほリース (8425)は配当性向が約30%と最も低く、増配余力が最大です。21年で配当が13倍になった実績も持ちます。業績も好調(Q3純利益+14%)でNISAの長期保有に向いています。

※芙蓉総合リース (8424) はQ3で業績が大幅悪化しており現時点では推奨しません。詳しくはリース会社の高配当株ランキングを参照してください。

不動産株|NISAでの長期保有に向いた安定銘柄

銘柄利回り連続増配特徴NISA向き評価
野村不動産HD (3231)約4.0%14期プラウドブランド
ヒューリック (3003)約3.5〜3.7%13期東京駅近特化・優待あり◎ 私の保有銘柄

ヒューリック (3003)は私がNISA口座でも保有している銘柄です。東京23区の駅近物件に特化した事業は景気に左右されにくく、長期保有を前提とするNISAに向いています。株主優待(カタログギフト)もあり、配当と合わせた総合的な利回りが高い。

大手不動産(三菱地所・三井不動産)は利回り1〜2%でNISAに入れても税の恩恵が薄いため選定基準外です。

通信株|1株から積み立てやすい王道銘柄

銘柄利回り連続増配1株価格評価
KDDI (9433)約3.0〜3.3%24期2,600円前後○ 利回り次第
NTT (9432)約3.3〜3.5%15期150〜160円台◎ 少額積立向き

NTT (9432)は1株150〜160円台と単価が非常に低く、S株(単元未満株)を使えば毎月少額から積み立てやすい。NISA口座で毎月コツコツ積み立てるのに向いた銘柄です。15期連続増配・自社株買いも15期連続という安定感があります。

ソフトバンク (9434)は利回り4%と高いですが配当性向が78%と高く、NISA口座への長期保有には慎重な判断が必要です。

今は割高で慎重に:銀行株・商社株

三菱UFJ・三井住友FGなどメガバンクと5大商社は業績好調・連続増配中ですが、株価上昇により現在の利回りは2〜3%台と私の選定基準を下回っています。NISA口座に入れるには非課税の恩恵が薄い水準です。

市場全体の下落で株価が下がって利回りが3.5%以上になったタイミングがあれば、NISA口座で仕込む最大のチャンスです。ウォッチリストに入れておいてください。

NISA口座でのポートフォリオ構築例

成長投資枠の1,200万円(生涯上限)を高配当株だけで埋めた場合のイメージです。

ポートフォリオ例(成長投資枠 約240万円分)

  • 三菱HCキャピタル (8593):60万円(リース・連続増配の核心)
  • みずほリース (8425):40万円(リース・増配余力最大)
  • ヒューリック (3003):50万円(不動産・都心駅近特化)
  • 野村不動産HD (3231):40万円(不動産・利回り4%)
  • NTT (9432):30万円(通信・少額積立)
  • KDDI (9433):20万円(通信・24期連続増配)
  • 現金(待機):残り(割安タイミングで追加購入用)

※これは参考例です。特定銘柄の購入を推奨するものではありません。実際の投資判断は最新の株価・業績をご確認の上、ご自身でご判断ください。

ポイントは3点です。

  1. 同一セクターに集中しない:リース・不動産・通信と3セクターに分散することで業種リスクを下げる
  2. 全枠を一度に使い切らない:一部を現金で待機させ、相場の下落時に追加購入できるようにしておく。タイミング投資の考え方は銘柄選定基準を参照
  3. 連続増配銘柄を軸にする:長期保有するほど取得単価ベースの利回りが上がる連続増配銘柄はNISAとの相性が特に良い

NISA口座での高配当株投資:よくある質問

Q. NISAで高配当株とインデックスを両方買いたい。どう使い分ければいいですか?

つみたて投資枠(年120万円)にインデックス投資信託、成長投資枠(年240万円)に高配当株個別銘柄という使い分けが最もシンプルです。どちらも非課税で保有でき、インデックスの長期成長と配当金の安定収入の両方を得られます。詳しくはインデックス投資と高配当株どっちがいい?を参照してください。

Q. NISAで高配当株を買って値下がりしたらどうなりますか?

NISA口座の損失は特定口座・一般口座の利益と損益通算できません。これがNISAで高配当株を保有するリスクです。だからこそ財務基盤が安定した連続増配銘柄を選ぶことと、1銘柄への集中を避けることが重要です。

Q. 成長投資枠を高配当株で埋めるのと、インデックス投信で埋めるのどちらがいいですか?

資産形成の効率という点ではインデックスが優位という見方があります。ただし配当金という確実に受け取れる利益に対する非課税効果は、高配当株をNISAに入れる明確なメリットです。どちらが優れているかより、自分が長期で続けられる投資スタイルはどちらかで判断することをおすすめします。

Q. SBI証券のNISA口座で高配当株を買う手順を教えてください

①口座開設 → ②配当金受取方法を「株式数比例配分方式」に設定 → ③成長投資枠で銘柄を購入、の順です。②の設定を忘れると配当金が課税されるため必ず行ってください。SBI証券の詳しい使い方はSBI証券で高配当株を購入する方法で解説しています。

Q. S株(単元未満株)でもNISAの非課税は適用されますか?

はい。SBI証券のS株はNISA口座でも利用でき、配当金も非課税で受け取れます(比例配分方式の設定が前提)。1株から購入できるため、少額から分散投資を始めたい方に向いています。

まとめ:新NISA成長投資枠×高配当株の正しい使い方

この記事のまとめ

  1. 比例配分方式の設定を必ず行う:設定しないと配当金が課税される
  2. 成長投資枠×高配当株は相性が良い:配当金は毎年必ず受け取る確実な利益。非課税の恩恵が確定する
  3. NISA向き銘柄の条件は「長期保有できる安定事業×連続増配実績」
  4. 今の水準でおすすめできる主な銘柄:三菱HCキャピタル・みずほリース・リコーリース(リース株)、ヒューリック・野村不動産HD(不動産株)、NTT・KDDI(通信株)
  5. 銀行株・商社株は株価が下がって利回り3.5%以上になったタイミングを待つ
  6. 損益通算できないリスクがあるため、財務安定銘柄×分散投資が必須

私が実際にNISA口座で保有している銘柄の構成は【最新】高配当株保有銘柄一覧で公開しています。

銘柄選定の具体的な基準は高配当株の銘柄選定基準を解説でご確認ください。

※本記事の情報は2026年3月末時点のものです。株価・配当金・業績は変動します。最新情報は必ずIRバンク・各社IR情報でご確認ください。
※投資にはリスクがあります。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • S株(単元未満株)が東証全銘柄対応・手数料無料で1株から好きな銘柄を買える
  • 国内株式の売買手数料が0円(ゼロ革命・条件あり)
  • 口座数1,500万超・ネット証券No.1の実績

この記事を書いた人

Xフォロワー3,000人超
保有資格:証券外務員一種、FP2級、日商簿記2級

タップできる目次