倉庫株の高配当銘柄として私が保有しているのが澁澤倉庫 (9304) と住友倉庫 (9303) の2銘柄です。
両銘柄を比較しながら、それぞれの特徴・配当推移・私の買い水準を解説します。
免責事項:本記事は個人の見解であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。株価・配当金・業績は変動します。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。数値は2026年4月初旬時点のものです。
2銘柄の基本データ比較
| 澁澤倉庫 (9304) | 住友倉庫 (9303) | |
|---|---|---|
| 予想配当 | 54円 | 103円 |
| 配当利回り | 約4.1〜4.8% | 約3.0〜3.4% |
| 配当性向 | 約50%以上(方針) | 約40% |
| 配当方針 | 累進配当(下限35円) | DOE3.5〜4%目安 |
| 権利確定月 | 3月末・9月末 | 3月末・9月末 |
| 特徴 | 渋沢栄一創業・累進配当 | 住友グループ・DOE方針 |
澁澤倉庫 (9304):8年で配当4.8倍・累進配当方針が強み
会社概要
澁澤倉庫は日本資本主義の父・渋沢栄一が創業した倉庫会社です。首都圏を中心に倉庫業・運送業・不動産業を展開しています。ECの拡大で3PL(サードパーティロジスティクス)事業の需要が高まっており、物流拠点としての価値が高まっています。
配当推移:8年で配当4.8倍
| 決算期 | 1株配当(円) |
|---|---|
| 2019年3月期 | 11円 |
| 2022年3月期 | 22円 |
| 2025年3月期 | 35円 |
| 2026年3月期(予想) | 54円(前期比+19円) |
2026年3月期は業績の大幅上方修正(最終利益+24.3%・最高益更新)を受けて、前期比+19円という大幅増配を発表しました。「配当性向50%以上・下限35円の累進配当方針」を掲げており、業績が落ちても35円は守られる仕組みです。
買い水準
- 株価1,543円以下 → 利回り3.5%以上(私の基準)
- 株価1,350円前後(2026年4月時点) → 利回り約4.0%(割安水準)
- 株価1,200円 → 利回り約4.5%(かなり割安)
※予想配当54円で計算。
住友倉庫 (9303):DOE方針で安定配当・住友グループの信頼性
会社概要
住友倉庫は住友グループの一員で、倉庫・運送・不動産の3事業を展開する総合物流会社です。国内外に拠点を持ち、海外事業も収益に貢献しています。住友グループのネットワークを活かした企業向け物流ソリューションに強みを持っています。
配当方針:DOE3.5〜4%が安定の源泉
住友倉庫は「DOE(自己資本配当率)3.5〜4%を目安」とする配当方針を採用しています。自己資本が増え続ける限り配当が増える仕組みで、業績が一時的に落ちても配当を守りやすい構造です。
| 決算期 | 1株配当(円) |
|---|---|
| 2022年3月期 | 70円 |
| 2024年3月期 | 90円 |
| 2025年3月期 | 100円 |
| 2026年3月期(予想) | 103円 |
正直な注意点:現在の利回りは私の基準を下回る
住友倉庫の現在の配当利回りは約3.0〜3.4%で、私の選定基準(3.5%以上)を下回っています。保有しているのは過去に割安な水準で購入したためで、今から新規で購入する場合は株価の水準を慎重に確認する必要があります。
- 株価2,943円以下 → 利回り3.5%以上(私の基準)
- 株価3,400円前後(2026年4月時点) → 利回り約3.0%(基準未達・見送り)
※予想配当103円で計算。
2銘柄の比較まとめ:どちらが今の水準で選びやすいか
| 澁澤倉庫 (9304) | 住友倉庫 (9303) | |
|---|---|---|
| 今の利回り水準 | 約4.0%・基準を満たす | 約3.0%・基準未達 |
| 配当の安定性 | 累進配当・下限35円 | DOE方針・安定 |
| 業績直近 | 最高益更新・上方修正 | 安定 |
| 今から新規購入 | 検討できる水準 | 株価下落待ち |
現在の水準で新規購入を検討するなら澁澤倉庫 (9304) が優位です。住友倉庫は業績・配当方針ともに優れていますが、株価が上昇して利回りが低下しています。ウォッチリストに入れておき、株価が下落して利回り3.5%以上になったタイミングで仕込むのが現実的です。
倉庫セクター全体の詳細は倉庫株の高配当ランキング一覧をご覧ください。私の保有銘柄の全体像は保有銘柄一覧で公開しています。
※本記事の情報は2026年4月初旬時点のものです。株価・配当金・業績は変動します。最新情報は澁澤倉庫(IRバンク)・住友倉庫(IRバンク)でご確認ください。
※投資にはリスクがあります。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。


