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保険株の高配当ランキング一覧|東京海上・MS&AD・SOMPOを元金融マンが比較【2026年】

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保険株は高配当株投資家にとって相性の良いセクターです。景気に左右されにくいストック型収益を持ちながら、損保3社はいずれも連続増配の実績があり、配当性向にも増配余力があります。

さらに損保各社は政策保有株(他社との持ち合い株式)を段階的に売却しており、各社の中期経営計画でもその方針が明示されています。この売却益が株主還元の原資になっている点が、近年の大幅増配の背景にあります(※1)。

私はMS&ADインシュアランスグループ(8725)を実際に保有しています。この記事では保険セクターの主な高配当銘柄を紹介した上で、損保3社を実際の保有者目線で正直に比較します。

※本記事は個人の見解であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。数値は2026年4月時点のものです。最新情報は各社IRおよびIRバンクでご確認ください。

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保険セクターの主な高配当銘柄

保険業(損害保険・生命保険)の主な高配当銘柄です。配当利回り順に並べています。

コード銘柄名種別配当利回り配当性向増減配
8725MS&ADインシュアランスGHD損害保険3.88%32.5%連続増配9期
8750第一生命ホールディングス生命保険3.65%29.5%連続増配4期
8630SOMPOホールディングス損害保険3.63%52.6%連続増配9期
8795T&Dホールディングス生命保険3.44%33.1%連続増配9期
8766東京海上ホールディングス損害保険2.97%31.7%連続増配5期

※配当利回り・配当性向は2026年4月末時点の参考値。最新情報はIRバンク・各社公式IRでご確認ください。

損保3社の詳細比較

同じ損保大手でも3社の性格は大きく異なります。私の選定基準(配当性向・連続増配年数・増配余力・業績の安定性)で評価します。

銘柄配当利回り配当性向連続増配
MS&ADインシュアランスGHD(8725)3.88%32.5%9期
東京海上ホールディングス(8766)2.97%31.7%5期
SOMPOホールディングス(8630)3.63%52.6%9期

※2026年4月末時点。

1位:MS&ADインシュアランスグループHD(8725)|13期連続増配・配当性向32%・増配余力が最大

私が実際に保有している銘柄です。保有の最大の理由は配当性向32%の低さです。

保険業は大規模自然災害が起きると一時的に利益が落ちます。配当性向が低いほど、そういう局面でも配当を維持・増配できる余力があります。MS&ADの32%という水準は東京海上と並んで3社の中で最もバランスが取れており、長期保有の安心感につながっています。

2014年から13期連続増配を継続しており、配当額は13年間で18円から155円へと約8.6倍になりました(※2)。三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保を傘下に持つ国内損保最大手で、海外事業も拡大中です。2026年度以降も増配継続の方針を中期経営計画で明示しています(※1)。

MS&ADの詳細分析はMS&ADインシュアランスグループHD(8725)の配当・利回り・買い時で解説しています。

2位:東京海上ホールディングス(8766)|業績の質と規模は3社で最高・ただし利回りは最低

業績の安定性と規模という点では東京海上がトップです。2026年3月期は業績を上方修正し、経常利益1兆3,800億円・当期純利益1兆200億円を見込んでいます(※3)。海外保険事業の好調が全体を牽引しており、国内で自然災害が発生しても海外事業でカバーできる構造が整ってきています。

配当性向は32%とMS&ADと同水準です。年間配当211円と3社の中で最も多い金額ですが、株価が高いため配当利回りは3社の中で最も低い2.91%となっています。3社の中で最も株価が高く、SBI証券のS株(単元未満株)を使って1株から少しずつ積み上げる方法が現実的です。

3位:SOMPOホールディングス(8630)|業績は好調・ただし配当性向53%が気になる

2026年3月期第3四半期の四半期利益は前年同期比106.6%増と業績の勢いは3社の中で最も強い局面です(※4)。年間配当150円・利回り3.13%と利回り水準は東京海上より高く、株価水準も相対的に買いやすいです。

ただし配当性向53%は3社の中で最も高く、MS&AD・東京海上の32%と比べると業績が悪化した際の減配余力が小さい点は気になります。また介護事業など保険以外の多角化が進んでおり、ビジネスの見通しがやや複雑です。私はこの配当性向の差を理由に、SOMPOよりMS&ADを選んで保有しています。

保険セクターに共通する強みと注意点

損保3社に共通する強みは、景気に左右されにくいストック型収益と、政策保有株売却による株主還元強化の追い風です。各社の中期経営計画で政策保有株をゼロにする方針が明示されており(※1)、当面数年間は売却原資が株主還元に回り続ける見通しです。

注意点は大型自然災害(国内外の台風・洪水等)が起きると一時的に利益が落ちる点です。ただし保険料率の見直しで長期的には回収できる体力がある点も損保の特徴です。大型自然災害発生時の株価下落は、逆に言えば仕込みのチャンスになることがあります。

よくある質問

損保3社の中でどれか1つだけ選ぶとしたら?

配当性向の余力を重視するならMS&AD(8725)を選びます。13期連続増配・配当性向32%・利回り3.84%と、3つのバランスが最も取れているからです。私が実際に保有しているのもこの理由からです。業績の安定性・規模を最重視するなら東京海上(8766)が筆頭ですが、現在の利回り2.91%は私の基準(3.5%以上)を下回っています。

保険株は景気に強いですか?

損害保険は景気に比較的左右されにくいセクターです。自動車保険・火災保険・企業向け保険など、景気が悪くても需要が大きく落ちにくい保険を主力としているためです。ただし大型自然災害・低金利・投資有価証券の評価損などの要因で一時的に利益が落ちることがある点は注意が必要です。

生命保険株(第一生命・T&D)は検討の余地がありますか?

配当利回りの水準は損保に引けを取りません。ただし生命保険は損害保険と事業構造が異なり、金利環境の影響を受けやすい特徴があります。現在の金利上昇局面は追い風ですが、事業の評価が複雑な面もあります。私は現状では損保の方が事業構造がシンプルで評価しやすいと感じており、生命保険株は保有していません。


※1 各社の中期経営計画および公式IR資料をもとに記載。MS&AD:配当情報(MS&ADホールディングス)、東京海上:配当方針・還元(東京海上ホールディングス)

※2 MS&ADインシュアランスグループホールディングス公式IR「配当推移」に基づく。2024年4月の株式分割(1→3株)調整後の数値。

※3 東京海上ホールディングス 2026年3月期第3四半期決算短信(2026年2月)に基づく。

※4 SOMPOホールディングス 2026年3月期第3四半期決算(2026年2月)に基づく。

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この記事を書いた人

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保有資格:証券外務員一種、FP2級、日商簿記2級

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