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高配当株が「良くない」と言われる4つの理由を10年投資家が正直に検証する

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「高配当株は良くない」「おすすめしない」という記事をよく見かけます。私は高配当株を10年以上保有している投資家として、これらの批判を一つずつ正直に検証します。

結論を先に言います。批判には的を射ているものもあれば、前提が間違っているものもあります。全部まとめて否定するのも、全部無視するのも間違いです。

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批判1:「減配リスクがある」→ 的を射ている。ただし対策できる

これは正しい批判です。企業の業績が悪化すれば配当は減ります。減配が発生すると配当収入の減少と株価下落が同時に起きます。

ただし「減配リスクがある=高配当株は良くない」は飛躍です。減配リスクは銘柄選びで大幅に軽減できます。

私の基準は「過去10年以上、一度も減配していない銘柄のみ選ぶ」です。リーマンショック(2008年)とコロナショック(2020年)という2度の大きな危機を乗り越えて配当を維持してきた企業は、次の危機でも配当を守れる可能性が高い。過去の実績は将来の保証ではありませんが、最も信頼できる指標の一つです。

「どんな高配当株にも減配リスクがある」は正しい。「だから高配当株は良くない」は間違いです。

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批判2:「キャピタルゲインが期待できない」→ 前提が間違っている

「高配当株は株価が上がらない」という批判があります。成熟企業が多く、利益を配当に回しているため株価成長が鈍い、という理論です。

これは一部は正しく、一部は間違っています。

確かに配当利回りだけで選んだ「ただの高配当株」は株価が上がりにくい傾向があります。しかし連続増配銘柄は違います。増配が続く銘柄は業績が伸び続けている証拠でもあり、株価も上昇しやすい。

ショーボンドHD (1414) は2008年から18年間で配当が20倍超になりましたが、株価も同期間で6倍以上に上昇しました。みずほリース・リコーリースも連続増配を続けながら株価も上昇しています。「高配当株はキャピタルゲインが期待できない」は、増配実績のない高配当株に限った話です。

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批判3:「資産規模が大きくないと意味がない」→ 半分正しい

「配当金だけで生活するには数千万円が必要」という批判があります。これは計算上は正しいです。利回り4%で年間120万円の配当を得るには3,000万円が必要です。

ただしこの批判には前提のすり替えがあります。「配当金だけで生活する」ことを目標にしている人ばかりではありません。

私の目標は「高配当株からの収入で生活費の一部を補い、副収入として積み上げる」ことです。月3万円の配当収入でも、年間36万円は固定費の補助になります。少額から始めて少しずつ積み上げていくスタイルは現実的です。

「大金がないと始める意味がない」は間違いです。S株を使えば1株から始められます。小さく始めて積み上げていく過程そのものに意味があります。

→ 詳細:高配当株は少しずつ買う|まとめて買わない理由と実践的な買い方

批判4:「インデックス投資の方が効率的」→ 目的が違う話

「長期的なトータルリターンではS&P500などのインデックス投資の方が高配当株より優れている」という批判があります。データとしてはこれは概ね正しいです。

ただしこれは「資産を最大化する」という目的においての話です。

高配当株投資の目的は資産の最大化ではなく、「定期的な現金収入(配当)を積み上げること」です。インデックス投資は保有している間は現金が入りません。資産を取り崩すタイミングが来るまで利益は数字の上だけです。

配当金は株価に関係なく現金として口座に振り込まれます。市場が暴落していても、老後の生活費が必要な時期でも、配当は入り続けます。インデックス投資と高配当株投資は「どちらが優れているか」ではなく「何を目的にするか」で選ぶものです。

私のスタンス:インデックス投資と高配当株は対立するものではありません。私はインデックス投資もNISAのつみたて投資枠で続けながら、成長投資枠で高配当株を積み上げています。「資産を増やす」と「配当収入を積み上げる」は両立できます。

まとめ:高配当株が「良くない」批判の正直な評価

批判の内容評価私の対策
減配リスクがある△ 部分的に正しい10年以上減配なし・配当性向70%以下の銘柄に絞る
株価が上がらない✕ 前提が間違い連続増配銘柄は株価も上昇しやすい
資産規模が必要△ 目的のすり替え少額から積み上げる過程に意味がある
インデックスの方が効率的✕ 目的が違う話両立できる。目的が「配当収入」なら高配当株が合う

高配当株が本当に良くないのは「利回りの高さだけで銘柄を選んだとき」です。正しい基準で選べばリスクの多くは軽減できます。私が実践している選定基準は高配当株の銘柄選定基準を解説で、基準をクリアした銘柄の一覧は高配当株ランキングまとめで公開しています。

※投資にはリスクがあります。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。

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