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買ってはいけない高配当株の特徴5つ|元金融機関員が実名で解説

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高配当株投資で失敗する人の多くは、「利回りが高い株」を何も考えずに買っています。

利回りが高い株には必ず理由があります。業績が悪化して株価が下がった結果、見た目の利回りが高くなっているだけのケースが大半です。そういう株を買ってしまうと、配当が減配・無配になって損失を抱える羽目になります。

私が10年以上の投資経験と元金融機関員の視点から「これは買ってはいけない」と判断するパターンを5つ、実名の銘柄例を交えて解説します。

免責事項:本記事は個人の見解であり、特定銘柄の売却・購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。数値は2026年4月初旬時点のものです。

タップできる目次

買ってはいけない高配当株の特徴5つ

  • 特徴1:配当性向が70%を超えている
  • 特徴2:利回りが8%を超えている(高すぎる利回りは危険信号)
  • 特徴3:業績が悪化しているのに配当を維持している
  • 特徴4:減配の前歴がある・増配実績が短い
  • 特徴5:「株価下落+利回り上昇」のワナにはまっている

順番に解説します。

特徴1:配当性向が70%を超えている

配当性向とは、利益のうち何%を配当に回しているかを示す指標です。

例えば1株あたり利益100円の会社が年間60円の配当を出していれば、配当性向は60%です。残り40円が会社に内部留保として残ります。配当性向が低いほど「増配余力がある」ということになります。

私の基準は配当性向30〜70%です。70%を超えた銘柄は選定から外します。

70%を超えると何が問題か。利益が少し減っただけで配当を維持できなくなるからです。配当性向80%の会社で利益が10%減れば、それだけで配当性向は88%になります。配当を維持するために無理をしている状態です。

配当性向が高い銘柄の実例

ソフトバンク (9434):配当性向約78%
利回り約4%で魅力的に映りますが、配当性向78%は私の基準(70%以下)を超えているため選定対象外としています。KDDI(約41%)やNTT(約40%台)は同じ通信セクターでも配当性向に余裕があり、私の基準では選びやすい水準です。どの銘柄が良い悪いという話ではなく、自分の基準に照らし合わせた結果です。

配当性向はIRバンクで過去10年分を無料で確認できます。毎年70%を超え続けているのか、それとも一時的に高い水準なのかで判断が変わります。

特徴2:利回りが8%を超えている

「利回り8%超え!」という情報を見てワクワクする気持ちはわかります。しかし利回りが異常に高い株は、株価が下落した結果として利回りが高くなっているケースがほとんどです。

市場は賢いので、本当に安全に8%以上の配当を出し続けられる会社があれば、株価が上がって利回りは下がります。利回りが高いまま放置されているということは、市場が「この配当は持続できない」と見ているサインである可能性が高い。

高すぎる利回りが危険だった例

日本郵船・商船三井などの海運株(2022〜2023年)
コロナ特需で利益が急膨張し、一時的に利回り10%超えとなりました。ただし海運業は景気サイクルによって利益が大きく変動する業種です。特需が一巡した2024年以降は配当水準が見直されました。業績の変動幅が大きいセクターの高利回りは、継続性という観点で慎重に見る必要があると私は考えています。

私の基準は利回り3.5〜6%程度です。利回りが高いほど良いわけではなく、「なぜこの利回りで放置されているのか」を必ず調べます。

特徴3:業績が悪化しているのに配当を維持している

「業績が悪くても配当を維持している=株主に優しい会社」と思いがちですが、これは危険な誤解です。

業績悪化が続いているのに配当を維持している会社には、大きく2つのパターンがあります。

一つ目は、内部留保を取り崩して配当を出しているケースです。これは時間の問題で限界が来ます。二つ目は、借入金で配当を賄っているケースです。こちらはさらに危険で、財務悪化が進みます。

業績トレンドの確認方法は、IRバンクで過去10年の売上・営業利益の推移を見ることです。右肩上がりであれば問題ありませんが、減収減益が続いているのに配当だけ維持している会社は要注意です。

特徴4:減配の前歴がある・増配実績が短い

過去に一度でも減配した会社は、また減配する可能性があります。「一度だけの例外」ではなく、その会社の配当方針や財務体質が問われています。

私の基準は「過去10年以上、一度も減配していない」こと。これは厳しい基準に見えますが、リーマンショック(2008年)やコロナショック(2020年)という2度の大きな危機を乗り越えて配当を維持できた会社かどうかを問う基準です。

増配実績の確認もIRバンクで一目でわかります。配当金の推移グラフが表示されるので、右肩上がりかどうかを視覚的に確認できます。

特徴5:「株価下落+利回り上昇」のワナにはまっている

これが最も多い失敗パターンです。「株価が下がって割安になった+利回りが上がった=買い時!」と思ってしまうケースです。

しかし株価が下落している理由が「業績悪化」である場合、それは割安ではなく適正価格への修正です。利回りが高く見えているのは株価が下がったからであり、本質的には減配リスクが高まっているサインです。

「良い株価下落」と「悪い株価下落」の見分け方

種類原因対応
良い下落市場全体の下落・関係ない外部要因買い増しのチャンス
悪い下落業績悪化・事業環境の構造的変化さらなる下落・減配の予兆

例えば2026年4月のトランプ関税ショックで株価が下落したエクシオグループ (1951) は「市場全体の下落に巻き込まれた良い下落」です。一方で芙蓉総合リースの下落は「業績悪化による悪い下落」です。同じ株価下落でも性質が全く違います。

見分けるポイントは「日経平均・TOPIXも同じタイミングで下がっているか」を確認することです。市場全体が下落しているなら個別銘柄の業績とは無関係の可能性が高い。

まとめ:買ってはいけない高配当株の5つの特徴

チェックリスト:買う前に必ず確認する

  • 配当性向が70%を超えていないか(超えていたら増配余力なし)
  • 利回りが8%を超えていないか(高すぎる利回りは市場からの警告)
  • 直近の業績が減収減益トレンドになっていないか
  • 過去10年で減配したことがないか(IRバンクで確認)
  • 株価下落の理由が業績悪化ではないか

5つ全てクリアした上で、私は利回り3.5%以上・連続増配10年以上・配当性向30〜70%を基準に銘柄を選んでいます。

この5つの基準をクリアした銘柄の一覧は高配当株ランキングまとめで公開しています。私が実際に保有している銘柄と選定理由は保有銘柄一覧をご覧ください。

高配当株を安全に始めるなら

この5つのチェックをクリアした銘柄を1株から買える環境が必要です。SBI証券のS株(単元未満株)なら東証全銘柄を手数料無料・1株から買えます。NISA口座と組み合わせることで配当金を非課税で受け取ることもできます。

※本記事の情報は2026年4月初旬時点のものです。株価・配当金・業績は変動します。最新情報はIRバンクでご確認ください。
※投資にはリスクがあります。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。

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