MS&ADインシュアランスグループホールディングス (8725) は、三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損保などを傘下に持つ保険持株会社です。私が実際に保有している銘柄です。
最大の特徴は13期連続増配・配当性向32%と増配余力が大きい点です。保険事業という景気に左右されにくい安定事業を背景に、業績も増収増益を続けています。
免責事項:本記事は個人の見解であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。株価・配当金・業績は変動します。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。数値は2026年4月初旬時点のものです。
MS&ADインシュアランスGHDの基本情報
| 証券コード | 8725(東証プライム) |
| 業種 | 保険業(損害保険を中心とする保険持株会社) |
| 予想配当 (2026年3月期) | 年間155円(中間77.5円+期末77.5円) |
| 配当利回り | 約3.8〜4.7%(株価3,300〜4,100円台の場合) |
| 配当性向 | 約32%(増配余力が大きい) |
| 連続増配 | 13期(2014年3月期より継続) |
| 権利確定月 | 3月末・9月末 |
| 主要グループ会社 | 三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損保 |
株式分割に注意:2024年4月1日付で1株→3株の株式分割を実施しています。過去の配当推移を確認する際は分割調整後の数値で比較してください。
MS&ADインシュアランスGHDとはどんな会社か
MS&ADは三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損保という国内2大損害保険会社を中核に持つ保険グループです。自動車保険・火災保険・海上保険などの損害保険が主力ですが、海外保険事業の拡大にも積極的に取り組んでいます。
保険事業のビジネスモデルは保険料という安定したキャッシュフローを生み出し続ける構造で、景気の影響を受けにくいディフェンシブな性格があります。自然災害が多発すると保険金支払いが増えるリスクはありますが、その分保険料も上昇する仕組みになっています。
配当推移:13年連続増配・大型株で高い増配ペース
| 決算期 | 1株配当(円・分割調整後) | 前期比 |
|---|---|---|
| 2021年3月期 | 70円 | — |
| 2023年3月期 | 100円 | 増配継続 |
| 2024年3月期 | 115円 | +15円 |
| 2025年3月期 | 145円 | +30円 |
| 2026年3月期(予想) | 155円 | +10円 |
特に2025年3月期の+30円という増配幅は際立っています。配当性向が32%と低いため、利益の増加がそのまま増配に反映される余地が大きく残っています。
直近業績:増収増益・海外事業が牽引
2026年3月期 第3四半期累計業績
- 経常収益:5兆9,052億円(前年同期比+12.9%)
- 経常利益:8,864億円(同+7.5%)
- 親会社株主帰属純利益:6,571億円(同+5.0%)
- 海外事業の好調が全体をけん引
- 収益性は回復基調・ROEも改善傾向
Q3で増収増益と好調を維持しています。海外保険事業がグループ全体の成長を支えており、国内損害保険事業も堅調に推移しています。
私がMS&ADを評価する理由
理由①:配当性向32%という大きな増配余力
配当性向32%はみずほリース(約30%)と並ぶ低水準で、増配余力が非常に大きいです。業績が伸び続ける限り、今後も大幅増配が続く可能性があります。2025年3月期の+30円という増配はその証明です。
理由②:損害保険という安定したキャッシュフロー事業
自動車保険・火災保険は毎年保険料が入り続けるストック型のビジネスです。景気が悪くなっても車は走り続け、家は存在し続ける。保険需要は景気サイクルに左右されにくく、安定したキャッシュフローを生み出し続けます。
理由③:海外事業という成長エンジン
アジアを中心とした海外保険事業の拡大が収益の柱になりつつあります。国内市場が成熟する中でも海外で成長できる構造は、長期保有に値する要素です。
買い時の考え方
予想配当155円から逆算した利回り別の株価水準です。
MS&ADインシュアランスGHD 株価別の配当利回り(予想配当155円の場合)
- 株価4,500円 → 利回り約3.4%(やや高い・見送り)
- 株価4,200円 → 利回り約3.7%(基準に近い)
- 株価4,428円以下 → 利回り3.5%以上(私の基準)
- 株価4,000円台前半(2026年4月時点) → 利回り約3.7〜3.8%
- 株価3,500円 → 利回り約4.4%(割安・積極的に買い増し)
※予想配当は変動します。購入前に最新の配当予想を確認してください。
2026年4月現在、トランプ関税ショックで株価が4,000円前後まで下落しており、利回り約3.8%の水準です。私の選定基準(3.5%以上)を満たしており、業績・増配方針ともに問題がないため割安な仕込みタイミングと判断しています。
注意点
- 大規模自然災害リスク:大型台風・地震などの発生時に保険金支払いが急増し、四半期業績に影響が出ることがある
- 株式分割後の株価に注意:2024年4月に3分割。過去のデータは分割調整後で確認する
- 配当内訳(普通配当+特別配当):155円のうち普通配当60円×2+特別配当17.5円×2という構成。特別配当部分は毎年継続が保証されていない
- 株主優待なし:配当金のみの還元
特に配当内訳の点は重要です。155円のうち普通配当は120円(60円×2回)で、残り35円は特別配当です。特別配当は業績連動のため毎年同額とは限りません。長期保有を前提とする場合は普通配当の推移を軸に見ることをおすすめします。
まとめ
MS&ADインシュアランスGHD (8725) まとめ
- 予想配当155円・利回り約3.8%・配当性向32%(増配余力大)・13期連続増配
- 三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保を傘下に持つ保険業界最大手
- Q3増収増益・海外事業が成長エンジン
- 配当の一部(35円)は特別配当のため、普通配当120円を軸に評価する
- 私の買い水準:株価4,428円以下(利回り3.5%超え)から検討
- 現在4,000円前後は利回り約3.8%・基準を満たす水準
私の保有銘柄の全体像は保有銘柄一覧で公開しています。今の水準でおすすめできる銘柄一覧は高配当株おすすめ銘柄【2026年版】をご覧ください。
MS&ADを1株から買えるSBI証券
※本記事の情報は2026年4月初旬時点のものです。株価・配当金・業績は変動します。最新情報は必ずIRバンク(MS&AD)でご確認ください。
※投資にはリスクがあります。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。


