建設・インフラ整備は「老朽化した社会インフラをメンテナンスし続ける需要がある」「国土強靭化・通信インフラ整備という国策の後押しがある」という2つの理由で、景気変動の影響を受けにくい安定したビジネスです。
私はショーボンドホールディングスを主力で保有しています。今回は私が注目している3銘柄を正直に評価します。
免責事項:本記事は個人の見解であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。株価・配当金は変動します。数値は2026年4月時点のものです。
建設・インフラ3社の基本データ比較
| 銘柄(コード) | 予想配当 | 配当利回り | 配当性向 | 減配歴 | 主な事業 |
|---|---|---|---|---|---|
| ショーボンドHD (1414) | 48.4円 | 約3.4% | 約60% | 18期連続増配 | 橋梁・トンネル等の補修専門 |
| 安藤・間 (1719) | 80円 | 約3.7% | 約41% | 13年間減配なし | ダム・トンネル等の大型土木・建築 |
| エクシオグループ (1951) | 64.9円 | 約2.3% | — | 非減配20年以上 | 通信インフラ工事・NTTグループ向け |
※株価・配当利回りは変動します。最新情報はIRバンク・各社公式IRでご確認ください。
私の選定基準で評価したランキング
1位:ショーボンドホールディングス(1414)|18期連続増配・私の主力保有銘柄
橋梁・トンネル・道路など社会インフラの補修・補強工事に特化した専業企業です。日本のインフラ老朽化は年々深刻になっており、国土強靭化政策の後押しが続いています。既存インフラの補修という事業特性上、新しいインフラが建設されなくても仕事はなくなりません。
ショーボンドHDの特徴まとめ:
・18期連続増配:リーマン・コロナを乗り越えた実績
・インフラ補修専門:既存インフラの老朽化が進むほど需要が増す構造
・国土強靭化計画による公共投資が追い風
・弱点:現在の株価(1,420円前後)では利回りが約3.4%と私の基準(3.5%)をやや下回る
私の取得単価時点では利回り3.5%以上でした。現在は株価が上昇し利回りが低下しています。累進配当の実績があるため継続保有方針ですが、新規で入るなら利回り3.5%以上になるタイミングを待つのが合理的です。
2位:安藤・間(1719)|13年間減配なし・利回り3.7%・業績は増収増益
ダム・トンネルなど大型土木工事に強みを持つ準大手ゼネコンです。2013年に安藤建設と間組が合併して誕生しました。合併以降13年間、一度も減配せずに毎年増配を継続しています。
安藤・間の特徴まとめ:
・2013年合併以降13年間一度も減配なし。配当は3円→80円へ大幅増加
・利回り約3.7%・配当性向41%:3銘柄で最もバランスが取れている水準
・Q3業績:売上高5%増・営業利益7.6%増と増収増益
・アジア・中南米への海外展開も積極的で収益の多様化が進む
・弱点:ゼネコンは大型工事の進捗次第で四半期業績が振れやすい
配当性向の推移を確認すると、2019年に一時66%まで上昇した時期がありましたが、これは業績が一時的に悪化した局面でも配当を維持・増配した結果です。その後2025年には41%まで戻っており、業績回復後に配当性向が適正化されました。このパターンは「減配しない強い意志」の表れと見ています。
3位(条件付き):エクシオグループ(1951)|非減配20年以上・急落時のみ仕込みどき
NTTグループ向け通信インフラ工事の最大手です。5G整備・光ファイバー普及・データセンター建設と通信インフラ需要は続いており、安定した仕事量があります。20年以上にわたって一度も減配していないという実績は本物です。
ただし「連続増配」ではなく「非減配(横ばい含む)」であること、現在の株価水準(2,800円前後)では利回りが約2.3%と私の基準を大きく下回ることから、通常時の購入は見送っています。
エクシオグループへの私のスタンス:通常株価では利回り基準以下です。急落・暴落時に利回りが3.5%を超えた局面が仕込みどきで、現在の株価水準では新規購入を見送っています。
建設・インフラセクターの強みと注意点
強み:既存インフラの老朽化は時間が経つほど進む。補修需要は増加する一方で、国の予算で動く公共工事のため景気悪化の影響を受けにくい。
注意点:資材価格・人件費の上昇がコスト圧迫要因になりやすい。大型工事は完成時期によって四半期業績が大きく振れることがある。
まとめ
- 連続増配の実績・インフラ補修の安定需要を重視するなら:ショーボンドHD(1414)
- 利回りとのバランス・13年間の増配実績を重視するなら:安藤・間(1719)
- 通信インフラ需要・非減配の実績を重視するなら(急落時のみ):エクシオグループ(1951)
- 3銘柄とも「地味だが需要がなくならない」事業。株価が調整したときが仕込みどき
※投資にはリスクがあります。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。


