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高配当株は意味ない?やめとけ?元金融マンが正直に答えます

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「高配当株は意味ない」「やめとけ」という意見を見かけます。

私はこれに対して「半分は正しい」と思っています。

金融機関での勤務経験があり、投資歴は15年。現在の年間配当は20万円を超え、2035年に年間120万円のサイドFIREを目標に積み上げています。

そんな私が「高配当株は意味ない」という批判を受け止めながら、向いている人・向いていない人について解説します。

タップできる目次

先に結論を言います

高配当株が「意味ない」人:

  • 仕事でガンガン稼げる人・仕事が好きな人
  • 短期間で爆発的にお金持ちになりたい人
  • 今の生活に満足している人

高配当株が「意味ある」人:

  • 今の生活をもう少し良くしたい人
  • 時間をかけてゆっくりお金持ちになりたい人
  • 仕事がそこまで好きではない人
  • もっと自分の時間を大切にしたい人

これが私の正直な仕分けです。それぞれ詳しく説明します。

高配当株が「意味ない」人

仕事でガンガン稼げる人・仕事が好きな人

年収1,000万円を稼げる人が、配当利回り3.5%の株を持っても年間の配当は元本×3.5%です。元本100万円なら3.5万円。仕事1ヶ月分にもなりません。

仕事が好きで稼ぐことに喜びを感じている人は、エネルギーをそちらに全振りした方が絶対にリターンが大きい。高配当株でコツコツ積み上げる時間と手間があるなら、その時間を仕事かスキルアップに使う方が合理的です。

短期間で爆発的にお金持ちになりたい人

高配当株は「ゆっくり確実に増やす」投資です。1年で資産を2倍にするようなリターンは期待できません。

成長株・グロース株・レバレッジ投資・不動産投資など、短期間で大きなリターンを狙える手段は他にあります。その代わりリスクも大きいですが、「早く金持ちになりたい」という目標には高配当株は向いていない。正直に言います。

今の生活に満足している人

毎月の収入で生活が十分で、特に不満がない人にとっては、高配当株で得られる数万円の配当には大きな意味がないかもしれません。投資する時間と手間に見合ったモチベーションが生まれにくいです。

高配当株が「意味ある」人

今の生活をもう少し良くしたい人

私がそうです。給与だけでは「あと少し」が届かない。外食をもう少し楽しみたい、旅行に行きたい、子どもの習い事を増やしたい——そういう「今の生活をちょっと底上げしたい」という人に、配当収入はリアルに効きます。

年間20万円の配当は、月換算で約1.7万円。これが給与とは別に入ってくることの心理的な余裕は、数字以上のものがあります。

時間をかけてゆっくりお金持ちになりたい人

高配当株投資は10年・20年単位で効果が出る投資です。連続増配株を持ち続ければ、取得価格に対する利回り(取得利回り)は年々上がっていきます。

焦らずにコツコツ積み上げることが苦にならない人、「5年後・10年後に少しずつ良くなっていればいい」という感覚の人に向いています。

仕事がそこまで好きではない人・自分の時間を大切にしたい人

これが一番大事だと私は思っています。

仕事を頑張ることで稼ぎを増やすのが難しい、あるいはそれ以上に働くことを望んでいない——そういう人にとって、配当収入は「仕事以外の収入源」になります。

仕事に全エネルギーを注がなくてもいい状態を作りたい。会社に依存しすぎない生き方を模索したい。高配当株投資はその手段として現実的な選択肢です。急いで金持ちになれるわけではありませんが、仕事以外の収入の柱を10年かけて育てることはできます。

「やめとけ」と言われる批判への正直な回答

よく見かける高配当株への批判に答えます。

「減配リスクがある」→ その通り。だから銘柄選びと分散が全て

これは正しい批判です。高配当株は減配すると株価も下がり、配当も減るというダブルパンチを受けます。

ただし対策はあります。私は「10年以上減配なし・配当性向30〜70%・連続増配の実績がある」銘柄だけを選ぶというルールを設けています。さらに1銘柄に集中せず20〜30銘柄に分散します。全ての銘柄が同時に減配することは現実的には起こりにくい。

「減配リスクがある」という批判への回答は「だからこそ銘柄選定に時間をかける」です。

「税金が不利」→ 承知の上。それでもインカムを増やしたい

確かに配当金には約20%の税金がかかります。インデックス投資と比べると、配当再投資の効率は落ちます。

これも正しい批判です。ただ私は「税引き後でも毎年配当が入ってくること」を重視しています。インデックス投資は10年後に大きなリターンが来るかもしれないが、今年の生活は変わらない。高配当株は今年から配当が入ってくる。その「今に効く」という側面を重視しています。

NISAの成長投資枠を使えば配当金も非課税になるので、税金の不利はある程度カバーできます。

「資産が増えにくい」→ 承知の上。資産の「増え方」より「使い方」を考えたい

トータルリターンで見ればインデックス投資の方が優れているという主張は、データ的にも正しいと思います。

ただ私が高配当株を選ぶのは「資産を最大化したいから」ではなく「今の生活を良くしたいから」です。老後のために30年後に1億円持っているよりも、毎年の配当収入で今の生活を少しずつ豊かにしたい。これは合理性の問題ではなく、生き方の優先順位の問題です。

「意味ない」という批判で本当に正しいもの

一方で、高配当株の批判の中でも「これは全くその通り」と思うものがあります。

利回りランキングの上位を買ってはいけない

配当利回りが異常に高い(7〜8%以上)銘柄には必ず理由があります。業績が悪化して株価が下がった結果、利回りが高く見えているだけのケースが多い。減配が来た瞬間に株価と配当の両方が下がります。「高利回りだから安心」は全くの逆で、高利回りほど注意が必要です。

配当の月別分散を意識しすぎると悪い銘柄をつかむ

「毎月配当が欲しい」という理由で3月・6月・9月・12月の権利確定月別に銘柄を選ぶ人がいます。しかし月別の分散を優先すると、本来なら避けるべき銘柄まで買うことになります。配当は年額で管理すれば十分で、月別の平準化を目的に銘柄選びをするのは本末転倒です。

私が高配当株投資を続ける理由

私は今の仕事が特別好きというわけではありません。毎朝同じ時間に起きて、決まった場所に行き、決まった時間まで働く。それ自体を変えることはすぐにはできませんが、少しずつ「仕事以外の収入」を増やしていくことで、10年後の選択肢を広げたいと思っています。

配当収入が年間120万円になれば、月10万円が給与以外から入ってくる状態になります。それは「仕事をやめる」ということではなく、「仕事を選べる状態になる」ことです。

高配当株が「意味ない」かどうかは、何を目的にしているかで完全に変わります。資産の最大化が目的なら意味は薄い。でも「今の生活を少しずつ良くしたい」「自分の時間を大切にしたい」が目的なら、高配当株は現実的な手段の一つです。

→ 銘柄の選び方については高配当株の銘柄選定基準で詳しく解説しています。

※本記事は個人の見解であり、特定の投資手法や銘柄の購入を推奨するものではありません。投資にはリスクがあります。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。

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