私はもともと、金融機関に勤めていました。
顧客に投資信託を販売する仕事をしながら、自分でも投資信託を購入していました。しかし、私自身多くのリターンを得られていない状況。
まこ貯金するよりはましっていう程度の利回りしかえられませんでした。
「やっぱり投資って儲からないんだな」と思っていた私がなぜ、高配当株投資を続けているのか。
この記事では、元金融機関職員の私が高配当株投資を始めた理由と、初心者の方に伝えたいことをお話しします。
金融業界にいたからこそわかる「投資の落とし穴」があります。
ぜひ最後まで読んでみてください!
投資に冷めていた私が金融業界に入った理由
高校生のころ、親戚のおじさんからこんな言葉を聞かされました。
「株なんてするやつは全員ギャンブラーだ。」
子どものころにこの言葉を聞いた私は、「株=ギャンブル」というイメージを自然と持つようになりました。
大学は経済学部に進み、簿記・財務を専攻。就職活動の時期にはリーマンショックが起きており、毎日株価が下がるニュースを見ながら「やっぱり投資はギャンブルだな」と思っていました。
そんな私が、金融機関に就職することになりました。
金融機関で働いてわかった「投資信託の真実」
ノルマのために投資信託を自分でも購入した
金融機関に入ると、投資信託の販売ノルマがありました。顧客に商品を勧めるために、自分でも購入することになります。
最初に購入した商品のひとつが「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」です。当時は人気商品で「毎月分配金がもらえる」という点が売りでした。
でも今の知識で振り返ると、この商品にはいくつかの問題がありました。
- グローバル・ソブリン・オープンの問題点
- タコ足配当:「毎月分配金」の一部が自分の元本の払い戻しだった。分配金をもらっているつもりが元本が減っていた
購入時手数料が高い:当時2.10%。100万円購入すると最初から2万円以上が手数料として消える
信託報酬が高い:毎年かかるコスト。長期保有するほど積み上がる
1年ほどで解約しましたが、手数料とコストを差し引くと、得られたリターンはほとんどありませんでした。



「儲からなかった」の選んだ商品に問題があったからでした。
金融機関の「売る側」として学んだこと
金融機関で働く中で、ひとつ大事なことを学びました。
投資信託の「購入時手数料」は、販売する証券会社や銀行が自由に設定できます。つまり、販売側の利益が大きいほど、顧客にとってコストが高い商品が売られやすい構造がある、ということです。
投資家として自分のお金を守るためには、この構造を知っておく必要があります。
自分のお金は自分で守る必要がある。コストの低い商品を自分で選べるようになることが、長期投資の第一歩です。
転機はTSUTAYAの立ち読みだった
投資信託で期待したリターンが得られず、投資への関心が薄れかけていたある休日、TSUTAYAへ立ち寄りました。
雑誌コーナーでなんとなく手に取ったのが「ダイヤモンドZAi」でした。そのページに、株主優待の特集があったんです。



株を持っているだけで、優待がもらえるのか。
それまでの私にとって株は「値上がり益を狙うもの」という認識しかありませんでした。「保有しているだけでリターンが得られる」という概念は、私にとって新鮮な衝撃でした。
証券口座の開設を決め、初めて自分の意志で株式投資の世界に足を踏み入れました。
なぜ高配当株にたどり着いたのか
優待株から始まった株式投資は、やがて成長株へと手を出すように。



そのまま優待株だけ買っておけば、よかったのに。
「この会社の株は上がるはず」と期待して、売買を繰り返していました。
でも、成長株投資を続けるうちにどんどんと広がる損失。合計数百万円レベルの損失を出してしまいました。
- 決算のたびに一喜一憂してしまう
- 株価の上下に感情が引っ張られる
- 「いつ売るか」の判断が常にストレスだった
そんな中で出会ったのが高配当株投資でした。
高配当株の魅力は持っているだけで定期的に配当金が入ってくること。株価が多少下がっても配当金は変わらないので、長期保有しやすい。精神的な安定感がまったく違いました。
最も良い投資法は、自分が長く続けられる投資法だと思っています。高配当株が誰にとってもベストではないけれど、私には合っていました。
高配当株投資を始めるにあたって大切なこと
10年以上の投資経験と、金融機関での勤務経験から、これから投資を始める方に伝えたいことをまとめます。
① コストの低い口座・商品を最初から選ぶ
私が金融業界で学んだ最大の教訓は、最初の商品・口座選びが、その後のリターンを大きく左右するということです。
私が高配当株の購入に使っているのはSBI証券です。国内株の取引手数料が無料で、NISA口座との連携もスムーズ。長期保有が前提の高配当投資にはコストがかからない口座が最適です。
② NISAを必ず活用する
高配当株投資をするなら、NISA口座(成長投資枠)での購入が基本です。
通常、配当金には約20%の税金がかかります。でもNISA口座内で受け取った配当金は非課税。長期保有であればあるほど、この差は大きくなります。
配当金が年間20万円の場合、NISAなしだと税金で約4万円が差し引かれます。10年で約40万円の差。長期投資ほどNISAの効果は絶大です。
③ 銘柄選びは「利回りだけ」で選ばない
雑誌の「高配当株ランキング」上位の銘柄を見て飛びつくのは危険です。高利回りになっている理由が「株価の下落(=業績悪化)」である場合、次の決算で減配になるリスクがあります。
私が銘柄を選ぶときの最低基準はシンプルです。
- 配当利回り3.5%以上(高すぎる利回りは減配リスクのサイン)
- 10年以上減配なし(長期の業績・財務安定の証拠)
- 配当性向70%以下(利益の大半を配当に回していないか確認)
私の現在の保有銘柄29種・年間配当20万円超のポートフォリオは、別の記事で公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
④ まず口座だけ開設する
「完璧な知識がついてから始めよう」と思っていたら、永遠に始められません。
口座を開設し、まず1株だけ買ってみるこをおすすめします。配当金が口座に振り込まれる体験をする。その体験が、次のステップへの原動力になります。
口座開設は無料・10分程度で完了します。
まとめ
この記事のまとめ
- 投資に懐疑的だった私が、金融機関勤務を経て高配当株投資家になった
- 高コストの投資信託では、どれだけ続けても報われにくい。最初の商品・口座選びが重要
- 高配当株投資を選んだ理由は「自分の性格に合っていたから」
- 配当利回り3.5%以上・10年以上減配なしの銘柄を基準に選ぶ
- NISAを必ず活用する(配当金が非課税になる)
- まず証券口座を開設して、少額から1銘柄だけ買ってみることが第一歩
私の投資哲学は「急がずに、だが休まずに」です。
焦らなくていい。でも止まってもいけない。高配当株は時間をかければかけるほど、配当金が積み上がっていきます。
この記事が、投資を始めるきっかけになれば嬉しいです。



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ぜひ読んでみてください。
私が10年以上使い続けているSBI証券。国内株手数料無料・NISA対応。
口座開設は完全無料です。




